皆さんこんにちは!今回は実家用のホームルーター運用について考えてみたいと思います。
きっかけは、実家の両親からの相談で「今使っているスマホの通信容量を増やしたい!」というものでした。勿論その要望をそのまま聞き入れて、通信容量アップの契約をする(手伝う)というのも良かったと思います。
しかし、私の実家には現在通信容量を気にしなくてよいインターネット環境がありません。(スマホのモバイル回線があるので、インターネット環境が全くないわけではありません)
話を聞いてみると、外出先で通信容量を大量に使用するような使い方をしているわけではなく、家でYoutubeの音楽を聴いたり、色々と調べもの(検索)をしたりといった使い方がメインでした。そのため、スマホ個別契約で通信容量を増やすよりも普段過ごしている家のインターネット環境を整備するほうがよいと判断しました。
一般的な自宅用インターネット環境について
一般的な自宅のインターネット環境を考える上で、以下の3点ほどが主に考えられます。
- 光回線
- モバイルールーター(持ち運び型Wifi端末)
- ホームルーター(据え置き型Wifi端末)
ADSLはサービス終了が見えてきているので、外しております。
実家用のインターネット環境について
実家への導入に向けた重要な大前提
イニシャル及びランニングコストが安いこと!
この一点につきます。実家の両親は今まで通信容量を使い切った後は、128kbps位の超低速回線で使用してきた(ある意味)猛者になります。通信品質は全く気にしていないと言っても過言ではないと思います。「表示が遅い」「遅延で困る」等を気にするコンテンツをそもそも利用していないのです。
年金暮らしということもあり、インフレも進む中、安い価格でどれだけの通信環境を用意できるかが肝要になってきます。
格安SIM+SIMフリーホームルーターという組み合わせ
通信品質はともかく、価格面だけを考慮すると、
シムフリーのホームルーターに格安SIMを挿す
これが一番安いのではないかと思います。ここでの格安SIMとは、MVNO(自社の通信回線を持たずに他社の通信回線設備を利用して通信サービスを提供している事業者)のSIMカードのことを意味しています。例えば、楽天モバイルは安いプランがあることで有名ですが、自社で通信設備を整備していますので、ドコモ・au・ソフトバンクと同じMNOというグループになります。
[余談]通信インフラを自社整備するのは非常にコストがかかり、参入リスクは驚くほど高かったと思います。既に強靭な基盤を持つMNOがいるにも関わらず、楽天モバイルは第4の選択肢として参入しました。楽天モバイルを使ってない私が言うのもあれですが、当事業は軌道に乗ってほしいなと思っております。
格安SIM選定について
データ高速無制限で大体税込3千円と少しという楽天モバイル(2023年9月現在)も非常に魅力的です。しかし、年金暮らしの両親には少し過剰スペックな気がするため、今のところmineoの「マイそく」スタンダード(最大1.5Mbps、税込990円、2023年9月現在)を契約しようかなと考えています。
「マイそく」の注意点(デメリット)としては、以下のことが挙げられます。
- 月~金曜日の12時台は最大32kbps(ほぼネット使えないと思います。)
- 3日間で10GB以上使うと混雑回避のため速度制限がかかる
サラリーマン等であれば、お昼休憩時に32kbpsは正直使えないと感じてしまいますが、私の両親の場合は問題ありません。また、3日間で10GBもまず使用しないので、ほぼデメリットはないと言えます。
ホームルーターについて
現在、SIMカードを挿せるホームルーターはそこまで種類がありません。バッテリー搭載のモバイルルーターも考えるのであれば、選択肢は広いです。しかし、常時充電しながらの使用でバッテリー劣化が目に見えているため、バッテリーなしのホームルーターを選びたいと思います。
SIMフリーホームルーターは現在1万円台までだと3商品程ありそうです。
- PIX-RT100(ピクセラ)
- WN-CS300FR(アイ・オー・データ)
- Aterm HT100LN(NEC)
この中で2023年9月現在で最も安いのがWN-CS300FRになります。アマゾンで確認しても5千円は安い感じです。mineoにも対応していそうなので、これにしようと思っています。
他の二つより安いのは無線規格が11nまで(他二つは11ac対応でより高速通信に対応可能。5Ghz帯使用可)だからなのかなと勝手に考えております。
今後、購入してmineoのSIMを使った状態でどのくらい速度がでるか等を報告できればと思っております。
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