皆さんこんにちは。今回はスマホの通信事業者(MVNO等)を変更し、MNPする場合のeSIM利用に関する注意点等について整理したいと思います。
現在、利用しているスマホの機種変更を考えており、ついでに
「トータルで安い通信事業者に乗り換えよう!」
と考え色々と検索して調べておりました。以前に一度MNPした際、「SIM取替が煩わしいな」と感じていたこともあり、次にMNPするならeSIMを利用しようと考えておりました。
ただし、調べていくと「eSIMを他人が勝手に再発行→不正利用」等という中々に衝撃的な記事が出てきましたので、今一度思いとどまり再精査する必要性を感じました。
eSIMとは
通常の物理的なSIMカード(サイズ3種類あり)は、契約者情報(電話番号等)が記載されており、郵送されたSIMカードをスマホに挿すことで、電話やモバイル通信ができるようになります。
eSIMは、SIMカードのチップが組み込まれたスマホに遠隔(インターネット経由)で契約書情報をダウンロードすることで、電話やモバイル通信が可能になります。契約者情報を遠隔で書き換えるだけなので、物理的にSIMカードを郵送する必要もなく、MNP等をする際に非常に利便性が高くなります。
eSIMは非常に便利なので、この説明だけ聞くと「eSIMでいいじゃん!」と思いますよね。私もそうでした。
eSIMの再発行時の問題点について
それではeSIMの何が問題かというと、
「eSIM再発行時に本人確認をしない通信事業者がある」
点に尽きるかなと思います。勿論、再発行時でも本人確認書類等を要求する事業者もありますが、結構確認しない事業者が多い気がします。その場合、
- 通信事業者のID、パスワードで専用サイトにログイン
- eSIM再発行手続きを専用サイト内で行う。
- 登録しているメールアドレスに連絡がきて、手続きを進める。
というような流れが多いのではないかと思います。専用サイトのログイン情報とメールアカウントのログイン情報のどちらも外部に知られていなければ問題ないように思えます。しかし、専用サイトにさえログインできれば、登録メールアドレスを割と簡単に変更できるところもどうやらあるらしいです。
つまり、専用サイトのログイン情報がフィッシングサイト(偽のホームページ等で個人情報を不正に取得するサイト)等に誤って入力してしまう等して外部に漏れてしまうと、最悪の場合eSIMが乗っ取られる可能性がでてきます。
考えすぎかもしれませんし、注意していれば早々問題は起きないと思いますが、少し不安になりますよね。再発行時に本人確認書類等できっちり確認してくれるなら大変ありがたいのですが、利便性とのトレードオフでありコストもかかるので、難しいのかもしれません。
通常のSIMカードの問題点
eSIMの悪い面ばかりに目を向けていましたが、翻って通常のSIMカードはどうなのか考えてみます。
先ず、再発行時の不正利用リスクは結構低いのではないかと思います。SIMカードを受け取る必要がありますが、住所変更は流石に専用サイトから気軽に何の書類もなしにできるわけではないでしょう。そもそも郵送までに時間がかかるため、早い段階で前のSIMカードが使えなくなった本来の契約者が気づくと思います。
しかし、通常のSIMカードの注意点として、物理的にSIMカードを抜き取られる可能性があるにはあります。ただし、そこまで考え始めるとスマホごと盗まれる可能性にも言及する必要がでてくるかなと思ったりします。そうなるとSIMの種類云々の問題ではなくなってきますね。
他の人がいる場所でスマホだけ置いて離れないということを当たり前ですが、気を付ける必要があります。
それと、通常のSIMカードはカットミスや抜き差しの際に傷をつけて使えなくしてしまうリスクはあります。
個人的な結論
私個人として当面どうするかですが、「eSIMの利用はもうちょっと様子見する」という結論に達しました。
各通信事業者がeSIM再発行の審査を厳格化する等したら、eSIMを利用しようかなと考えています。こういう所に私自身の怖がりというか保守的な性格がでてしまいます…
勿論、一個人の意見なので、ほんの少し参考にしてもらえたら幸いです。eSIM自体は今後の主流になっていくと思うので、近い将来はeSIMを利用していると思います。
※数社の再発行フローをQ&A等からさらっと調べただけなので、公開していない部分等で再発行フロー内にきちんと本人確認部分が含まれているかもしれません。(もしそうであれば、わかりやすくアピールしてほしいところですが。)
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