私は現在30代子育て中です。アパート暮らしのため、子どもの足音が下の階に響いていないか、泣き声がうるさくないか等色々と生活する上で気になる部分がでてきます。子どもに言い聞かせても中々改善が期待できない(というか改善ができるものではない)ので、マイホームの取得を考えるようになりました。こういう理由でマイホームほしい方結構いると思いますが、いかがでしょうか。
マイホームを取得する際に色々と補助制度があります。その中でもグリーン住宅ポイント制度はよく分からない部分がありましたので、簡単にまとめてみようと思います。
※詳細は、「グリーン住宅ポイント事務局ホ一ムページ」https://greenpt.mlit.go.jp/
制度概要
1.対象住宅
- 新築注文住宅
- 新築分譲住宅購入
- 既存住宅購入
- リフォーム
- 新築賃貸住宅
※居住要件:1~3→所有者居住が必要、4→なし、5→なし(所有者居住は対象外)
1~5それぞれに細かい性能要件、その他要件があります。今回記事では、「1.新築注文住宅」「2.新築分譲住宅購入」について掘り下げていきたいと思います。
2.対象となる期間
1.新築注文住宅 | 工事請負契約締結 | 2020年12月15日〜2021年10月31日 |
2.新築分譲住宅購入 | 不動産売買契約締結 | 同上 |
3.性能要件と発行ポイント数
1.高い省エネ性能等を有する住宅
- 認定長期優良住宅
- 認定低炭素建築物
- 性能向上計画認定住宅
- ZEH(ゼロエネルギーハウス)
上記のどれかに該当していればOKです。
発行ポイント:(基本)40万ポイント+(加算)最大60万ポイント
2.一定の省エネ性能を有する住宅
- 断熱等性能等級4
- 一次エネルギー消費量等級4以上
上記の両方とも満たす必要があります。
発行ポイント:(基本)30万ポイント+(加算)最大30万ポイント
断熱等性能等級4とは、日本全国を気候区分で1~8の地域区分に分け、その区分毎に仕様基準・性能基準が設けられている、省エネ関係の基準のひとつ。その基準をクリアしていれば断熱等性能等級4となります。具体例を挙げると、東京都(大部分が「6地域」)では性能基準は、 ・外皮平均熱貫流率(UA値):0.87 ・冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値):2.8 であり、(新築予定or分譲)住宅がこれらの数値以下となっている必要があります。
一次エネルギー消費量等級4とは、地域区分や床面積等から想定としての基準一次エネルギー消費量(E基準)を機械的に算出し、実際の(新築予定or分譲)住宅の設計上の一次エネルギー消費量(E設計)を比較し、E基準 > E設計となっている状態のことを指します。
3.ポイント加算要件
- 東京圏の対象地域からの移住のための住宅
- 多子世帯が取得する住宅
- 三世代同居仕様である住宅
- 災害リスクが高い区域からの移住のための住宅
以上のどれかひとつでも要件を満たすと、ポイントが最大まで加算されます。
所感
今から無理に本制度を利用できるよう契約を焦る必要はあまりないと思います。私自身、間に合ったらラッキー位に思っております。理由としては以下が挙げられます。
- ポイント加算がない場合、焦ることによる判断ミスのほうが怖い(大きな買い物ですので…)。
- ポイント加算条件が厳しい(さらっと見た限り、手続きが面倒くさそうであったり、そもそもの要件自体がきつい)。
そもそもの制度設計が二兎を追っている感じ(住宅性能上げたい!+一極集中なくしたい!)が否めず、すごく中途半端な気がします。また、国の政策で一部地域からの移住者にのみ得させるのは少し不公平感があると個人的には思いました。自治体の政策ならなんとなく納得できるのですが。災害リスクが高い区域からの移住にお金を出すのはすごく良いと思います。
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