家づくりの流れ 土地探し【番外編1】

TomによるPixabayからの画像

前回までの4つの記事において、家づくりをする際に私が「調べたこと」「体験したこと」を時系列で紹介させて頂きました。今回はその中でも一番時間がかかった土地探しについて色々と体験したことや思ったこと(大半が愚痴かもしれません(笑))を備忘録も兼ねて書いていこうと思います。

土地探しについての所感

土地を探して決めるのは非常に難しい!

その一言に尽きます。体験した人ならわかります。本当に難しく、その難しい点を列挙すると

  1. 建築条件付きの土地が多い(体感としては半分位?)
  2. 住みたい地域の新着土地情報が中々でてこない
  3. 購入タイミングが合わない

以上の3つ位がパッと思い浮かびました。これらについて1つ1つ説明していきたいと思います。

建築条件付きの土地が多い

 土地を探していて「おっ、この土地良いな!」と思った時に高い確率で遭遇するのが、この「建築条件付き」の土地です。立地や土地の形状等が一般的によいと思われるような土地は、まさに青田買いのごとく、一般公開される前に大手ハウスメーカー等が持ち前の資本力を用いて確保しているのだと私は勝手に思い込んでいます。

住宅建築会社の中には小さい工務店であるけれども、住宅性能(Ua値、C値、N値、耐震性能等)や施工の細かい部分にまでトコトン拘って家づくりをしている所があります。そういう所に家を建ててもらいたいと思うと、基本的には「建築条件なし」の土地を探す必要があります。

小さい工務店は資本力が大手ハウスメーカーと比べると(当たり前ですが)小さいため、あらかじめ土地を確保するというのは非常に厳しいと思います。モデルハウスがない工務店さんもありますからね。

約1年間程土地を探していたので多少愚痴を言う権利位はあると思いますが、この「建築条件付き」という制度?は、「土地購入希望者」や「新築希望者」、そしていきなり話が大きくなりますが「日本の住宅品質そのもの」にとって、あまり良い影響を与えていないのではないかと愚考してしまいます。

土地と住宅建築会社がある種の抱き合わせ販売のような形になっているのは、競争原理を阻害し、「良い土地さえ確保すれば、家の性能が低かろうが、施工を向上させる努力をしなかろうが、お客さんは来る!」みたいな発想に繋がりかねないと感じています。

勿論、素人の一個人の浅い考えなので、良い側面もあるかもしれません。例えば、住宅建築会社に土地確保を任せられて時間短縮となること、土地の立地や形状に合わせた最適な間取りを考える時間を多く確保できること等、家づくりをする場合には非常にありがたいこともありそうですね。一般的な建築に適した土地を見分けるというのは素人である施主だけでは困難なので、ハウスメーカーが確保してある土地は一定の安心感があるのも事実です。しかし、土地探しをしていると苦々しく思うのも事実(泣)

住みたい地域の新着土地情報が中々でてこない

家づくりをしたい世代は、子育て世代が多いと思います。そうすると子供のことを考えて、小学校入学前に特定の住みたい地域を限定して土地探しをしていくと思います。しかし、地域を限定すればするほど当たり前ですが選べる土地は少なくなっていきます。

また、当然新着情報も地域を限定すれば少なくなります。そうすると土地探しが早期に進展しなくなるというパターンに陥ってしまいます!(私たちもそのパターンに嵌ってしまい、1年ほど土地探しすることになってしまいましたorz)

こうならないためにも、最初にある程度妥協できるラインを設定し、広めの地域で土地探しすることが重要かと思います。(当たり前といえば当たり前ですよね)

ただし、理屈でわかっていることでも一生に一度の買い物であるマイホーム購入で実践するのは非常に難しいです。どうしても理想を追い求めてしまいます。よく100点満点でなく80点くらいの土地があれば、それで満足しないといつまでも土地を購入できないと言われますし、その通りだとも思います。しかし、それでも100点満点…いや120点以上の土地を探してしまうものです。

この場合の解決方法としては、

満足いくまで土地探しをしてみる!

しかないのかなと思います。勿論その過程で80点くらいの土地を見逃し、あとから「あの土地にしとけば良かったかも…」と悔しい思いをするかもしれません。しかし、その失敗で誰かに多大な迷惑をかけるわけでもないので、チャレンジしてみるのも良いと思います。(ただし、住宅建築会社やご家族の意向には充分配慮する必要があります。)

満足いくまで探すためにも、なるべく早くからマイホーム建築に向けて動き出す必要がありますね。「まだ時間があるし…考え始めるのは今度でいいか!」と思っていると後々スケジュールがきつくなるかもしれないので、早めに動きだしてください!

思ったより記事が長くなってきたので、購入タイミングの話は次回に触れたいと思います。

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