今回は、前回の番外編1の続きで「購入タイミング」の話になります。当たり前ですが、土地を購入するということは、その土地に(基本的には)住み続けるということを決定することになります。その購入を決意するには非常に勇気が必要になりますよね。また、全く同じ土地というのは存在しないので、その時の購入タイミングを逃すと「あ~、あの土地にしとけばよかったなぁ」と後から思っても、どうしようもないことになります。
古代ギリシャの故事に「幸運の女神には前髪しかない」という言葉があります。幸運(良い土地の購入タイミング)が来ても、その幸運を掴めずに過ぎ去ってしまうと、もう掴めないということを端的に表現した非常に良い言葉だと思います。
幸運を掴むには、
- その幸運が幸運である(=良い土地の購入タイミングである)とわかること
- 幸運を掴む準備(=購入する準備)ができていること
上記の2点が重要になってきます。実際私も上記2点のことができておらず、後から「あれ良い土地だったんだな」とわかったり、良い土地とわかっても購入準備ができておらず申し込めなかったりといったことが何度も何度もありました…
土地探しの経験談
私の1年ほど土地探しをした経験上、「結構いいな、この土地」と思った土地は1~2週間で見かけなくなってしまいます(他の方が購入されたということになります。)。結果的に、土地検索サイト上にはよく見かける(売れにくそうな)土地ばかり残っているという状況になります。
不動産会社に探してもらうのと並行して、ネット上で検索して土地を探していくと思います。大体1か月もすると、住みたい地域の売土地状況はほぼ把握できると思います。
その後、新着土地情報待ちのフェーズになると思います。新しい土地情報がでて良さそうだなと思えば現場確認し、住宅建築会社にも確認してもらうというのを繰り返すことになります。そういう過程を通じて、土地を見る目や周辺の相場観が培われていきます。ですので、「今回も無駄足だったか…」と思う必要はなく、着実に前述した見る目や相場観が成長していく糧になっていっていると思ってください。
そうした状況を経て「購入したい!」と思える土地は見つかると思います。その幸運が幸運である(=良い土地の購入タイミングである)とわかるような状態ですね。
そして、ローン関係の事前審査を通していたり、建築プランの検討を進めて自分たちの希望通りの家作りができるか等の確認・準備ができていれば、あとは土地購入の申し込みをするだけとなります。
土地申し込み時の経験談(※申し込み2番手でも購入できました)
私が家を建てた土地についての話になるのですが、土地購入申し込み時、実は購入希望の2番手でした。つまり、私の先に土地購入希望の申し込みをした方がいたんです!
検索サイトにて新着で土地を見つけてから現地確認し、住宅建築会社の設計担当者にも現地確認してもらい、購入申し込みをするまで大体2日程かかっていたと思います。また、その新着土地自体、私が見つけたのは登録日の翌日だったと思います。なので、おおよそですが世に情報が公開されてから3日後位の購入申し込みだったと記憶しています。
そして、その結果申し込み2番手という…残念な結果でした。
割と早めに動いたと思ったのですが、その時は本当に落ち込みました。当時、ネットで検索しても2番手で購入できる可能性は低そうな感じでした。というよりも、2番手で買えたという報告自体非常に少なかったと思います。
その後、売り主の売却希望日が(一般的なスケジュールよりも)かなり早く、1番手の方が断念したとの報告が入り、運良く購入することができました!
私のほうは資金プラン、建築プラン等の詳細をほぼ詰めきれていたので何とか売り主の希望日に合わせることができました。本当に色々と準備・段取りをしておいて良かったと思いました。
私のケースのように、土地購入申し込みをして1番手になれなくても、幸運を掴める可能性が(ほんの少しかもしれませんが)あるということは、同じ境遇の方には励みになると思っています。実際に私も当時2番手で購入できたという報告を(ほんの少しですが)確認できて、勇気をもらえました。
そういった意味で、このブログで「土地購入申し込み2番手でも買えたよ!」と報告する意義は多少なりともあるのではないかと考えています。
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